curaの3.6を使用しているが、ベークライト板を敷いた際にInitial Layer Heightに1mm足してスライスすると、ノズル径の高さ以上造形物は配置されずにInitial Layer Heightの高さからスライスが始まるため、1mmほど印刷されない部分が生じる。
そのことをgithubで質問したら、z offset plug-inを使えば良いとのことだったので、早速導入してみた。
curaのMarketplaceからインストールできる。
インストール後は設定にレ点を入れると、Build Plate Adhesionの項目に現れるので、そこにベーク板の厚さを入れ、Initial Layer Heightは元の値に戻すことにより、正しくスライスされるようになった。
この方法以外にも、ベーク板とノズルを接触させた状態で、G92Z0を実行してZ値をオフセットしてやることでも解決できそうだと後から思った。
ヒートベッド手直し
水冷ホットエンド機もMarlinのUBLを使用しているが、ヒートベッドがp-p値で2mm傾いているようなので手直しをした。
◆Before
◆After
ヒートベッドの下に4mmのスペーサを6個噛ませているが、うち右側の3個を4.5mmのものと交換してみた。
交換後はp-p値で0.6mmまで改善したようである。
尚、デルタ機でのUBLは以下のようにしている。
- ベッドを加熱(60度)
- G33 Tでオートキャリブレーション後、M500で保存、M501で再読み込み
- G28の後、G0Z0でノズルがガラスに当たるよう、M665のHパラメータを修正し、M500で保存、M501で再読み込み
- G29 P1で自動メッシュ作成するか、マニュアルでメッシュ作成
- 適宜、G29 P2 Bでメッシュ補間
- G29 P3でメッシュを埋める
- G29 Tでメッシュ確認
- 原点のメッシュ高さが0になるよう、G29 P6 Cxxで全体をシフトさせて調整
- G29 S1で保存
- G29 Aでアクティベート
- テストプリント(G28の後、G29 L1を挿入)