いんくらyochさんの日記

興味あることの忘備録

curaプラグイン

curaの3.6を使用しているが、ベークライト板を敷いた際にInitial Layer Heightに1mm足してスライスすると、ノズル径の高さ以上造形物は配置されずにInitial Layer Heightの高さからスライスが始まるため、1mmほど印刷されない部分が生じる。
そのことをgithubで質問したら、z offset plug-inを使えば良いとのことだったので、早速導入してみた。
curaのMarketplaceからインストールできる。
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インストール後は設定にレ点を入れると、Build Plate Adhesionの項目に現れるので、そこにベーク板の厚さを入れ、Initial Layer Heightは元の値に戻すことにより、正しくスライスされるようになった。
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この方法以外にも、ベーク板とノズルを接触させた状態で、G92Z0を実行してZ値をオフセットしてやることでも解決できそうだと後から思った。

ナイロン印刷

初のナイロンフィラメントによる印刷を試してみた。
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ナイロンはベークライトの板とよく接着するため、サンハヤトの1mm厚のベークライト板を敷いて印刷してみたが、初期レイヤー位置が悪くて剥がれそうになった。その後の印刷では、強固に接着している。
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温度テスト用のモデルを印刷して、設定値を250度とした。モデルの壁は0.2mmだが引っ張ってもビクともしないし、非常に強靭に印刷できている。
最後に印刷風景をタイムラプス動画にしてみた。
youtu.be

ヒートベッド手直し

水冷ホットエンド機もMarlinのUBLを使用しているが、ヒートベッドがp-p値で2mm傾いているようなので手直しをした。
◆Before
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◆After
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ヒートベッドの下に4mmのスペーサを6個噛ませているが、うち右側の3個を4.5mmのものと交換してみた。
交換後はp-p値で0.6mmまで改善したようである。
尚、デルタ機でのUBLは以下のようにしている。

  1. ベッドを加熱(60度)
  2. G33 Tでオートキャリブレーション後、M500で保存、M501で再読み込み
  3. G28の後、G0Z0でノズルがガラスに当たるよう、M665のHパラメータを修正し、M500で保存、M501で再読み込み
  4. G29 P1で自動メッシュ作成するか、マニュアルでメッシュ作成
  5. 適宜、G29 P2 Bでメッシュ補間
  6. G29 P3でメッシュを埋める
  7. G29 Tでメッシュ確認
  8. 原点のメッシュ高さが0になるよう、G29 P6 Cxxで全体をシフトさせて調整
  9. G29 S1で保存
  10. G29 Aでアクティベート
  11. テストプリント(G28の後、G29 L1を挿入)