いんくらyochさんの日記

興味あることの忘備録

Anti Wobble機構の改良

coreXYのプリンタ3号機は、中華ボールネジでZ軸を動かしているが、精度は良くないため軸ブレが生じる。
鉄球で軸ブレを抑える機構としているが、回り留めにネジを使っていたのをネオジム磁石に変えてみた。


上下の磁石の距離は5mmであるが思ったほど強く引き合わない。
フィードレート1500程度では離れたりしないので、問題無しとする。

Nevermoreを作る

ABSをプリントしていると独特の臭気がするのを低減させる目的でNEVERMOREを製作することにした。

ボディはPLAで印刷し、フィルタとして竹炭を割って入れることにした。

ファンの電源は、コントローラのFAN端子を利用しており、スライス時にFAN設定を入れておけば、印刷に合わせて稼働できる。
github.com

mixing extruderを使う

かなり前からMarlinの設定に、複数のフィラメントの色を混ぜ合わせるmixing extruderが存在していたが利用しないでいた。
2号機のダイヤモンドヘッドだと3色混ぜられるので、コントローラをSKR v1.3からSKR PROに入れ替えたついでに試してみた。
config.hでの設定は以下となる。

//#define EXTRUDERS 3
#define EXTRUDERS 1

//#define SINGLENOZZLE

#define MIXING_EXTRUDER
#if ENABLED(MIXING_EXTRUDER)
  #define MIXING_STEPPERS 3        // Number of steppers in your mixing extruder
  #define MIXING_VIRTUAL_TOOLS 16  // Use the Virtual Tool method with M163 and M164
  #define DIRECT_MIXING_IN_G1    // Allow ABCDHI mix factors in G1 movement commands
  #define GRADIENT_MIX           // Support for gradient mixing with M166 and LCD
  #define MIXING_PRESETS         // Assign 8 default V-tool presets for 2 or 3 MIXING_STEPPERS
  #if ENABLED(GRADIENT_MIX)
    #define GRADIENT_VTOOL       // Add M166 T to use a V-tool index as a Gradient alias
  #endif
#endif

//#define DISTINCT_E_FACTORS

#define DEFAULT_AXIS_STEPS_PER_UNIT   { DEFAULT_XYZ_STEPS_PER_UNIT, DEFAULT_XYZ_STEPS_PER_UNIT, DEFAULT_XYZ_STEPS_PER_UNIT, 155.4 }  // default steps per unit for Kossel (GT2, 20 tooth)
#define DEFAULT_MAX_FEEDRATE          { 999, 999, 999, 100 }
#define DEFAULT_MAX_ACCELERATION      { 9000, 9000, 9000, 10000 }

//#define DISABLE_INACTIVE_EXTRUDER   // Keep only the active extruder enabled

エクストルーダは3つあるが1つに修正し、シングルノズルもコメントアウト
MIXING_EXTRUDERのコメントを外して、エクストルーダ個々のステッパ値を有効にするDISTINCT_E_FACTORSをコメントアウト
ステッパ値は、3つあったエクストルーダの値を1つに修正し、DISABLE_INACTIVE_EXTRUDERをコメントアウトする。
これら修正は間違っていてもサニティチェックに引っかかるので、問題ない。
混色の設定はGコード内に記述する。
色の設定はM163とM164を使い、各色の割合を指定する。

M163 S0 P0.75
M163 S1 P0.25
M164 S3

上記の場合、S0はT0/E0の色、S1はT1/E1の色、S2はT2/E2の色の割り当てとなっている前提で、
バーチャルツールS3(T3)にS0の色を0.75、S1の色を0.25で混ぜたものが設定される。
色を切り替えて吐出するには、バーチャルツールSを切り替えることでできる。Gコード上ではT0やT4などと表記する。
■20mmの高さを5mm毎に0.25ずつS0とS1の比を変えて印刷した例

CMYの3色のフィラメントでどうなるか試したい。