先週にコントローラをMKS Gen V1.4からBIGTREETECH SKR v1.3に交換したFlashX ProでABSのテスト印刷をした。
KissSlicerのテストモデルをレイヤー毎にツールチェンジするようGコードに手を加えて、3エクストルーダで印刷できるかの確認であったが、問題なく印刷できたようである。XYZ軸はTMC2208を使用しているため、印刷中も非常に静粛であった。
マルチカラー印刷の方法は、当方のようにダイヤモンドヘッドを使用して印刷するほか、PurusaのMMUを使う方法、あとMosaicのPalette2を使う方法などがある。
Palette2はCanvasと呼ぶクラウドソフトで単色STLに着色してGコードを出力し、Paletteでスプライスしたフィラメントをシングルノズルのホットエンドで印刷するソリューションなのであるが、そのCanvasは登録するとPaletteを持っていなくても利用できるので、試してみた。
www.canvas3d.io
登録して左上の三本線からプリンタープロファイルとフィラメント情報を登録した後、新規プロジェクトで単色STLを読み込みと以下の画面となる。
オブジェクトを選択して、右下のPaintSelectedをクリックするとSTLに着色できるモードに移るので、ツールとカラーを選択してオブジェクト表面を着色していく。着色はポリゴン単位となるため、面の着色は思った通りにならない場合がある。
一通り着色した図
Save and Returnで戻り、SliceをクリックするとGコードがダウンロードでき、画面にはツールパスが描画される。
ダイヤモンドヘッドでも使えそうなGコード出力であったが、ツールチェンジの際、フィラメントを巻き戻す動きをするので、それを修正しないとそのままでは利用できないことがわかった。
Perlなどで一括して修正するスクリプトを組めば、単色STLのマルチカラー印刷が簡単にできそうである。