いんくらyochさんの日記

興味あることの忘備録

MPPTチャージコントローラとの通信

ベランダで太陽光発電をしようとしている。
構成において、太陽電池パネルとバッテリーの間に挟むのがチャージコントローラであるが、購入したコントローラ(EPEVER社TRIRON2210N)は、別途通信モジュール(eBox-WIFI-01など)を介して状況モニタや設定変更ができる仕様となっているので、自作で通信できないか調査した。
単純なシリアル通信だろうとネット検索したところ、GitHubに公開されている情報を見つけた。
github.com
このGitHubの情報は旧機種のTracerとなっているため、TRIRONについて調べ、以下のポートアサインとわかったので、秋月で部材を調達し、通信モジュールを製作した。
■TRIRONポートアサイ
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■製作したモジュール

モジュールの構成は、LTC485でRS485の信号変換をした後、5v-3.3vレベル変換を通してESP-WROOM-02のTX/RXに接続し、WIFIにてPCと接続するようになっている。
USBシリアルはPCと直接接続用。RS485の変換に5v駆動のものを使用したためレベル変換をしているが、3.3v駆動のものを使用すればレベル変換は不要である。また、ESP32を使いBTのSPPを使えば、後述のVSP3仮想ポートの作成も不要である。
ESP-WROOM-02内のソフトもGitHubの情報にRS485の送受信をポート制御で行う加工を施して利用させてもらった。
github.com
コントローラをモニターするPCアプリ(Solar Station Monitor)はシリアル接続のみであるので、VSP3で仮装シリアルポートを作成して、通信モジュールと接続できるようにしたところ、モニターできるようになった。
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www.hw-group.com