いんくらyochさんの日記

興味あることの忘備録

死生学

死生学(しせいがく)とは、個人の死とその死生観についての学問。具体的には自己の消滅としての死に向き合うことで、死までの生き方を考える学問。
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

昨日のニュースで、ある大学の講義に死生学の講座が開かれたとありました。仮想に作ったガン患者の最後までの日記を元にその死までを追体験するものです。日記を進めていくなかで自分にとって最も大切なもの12個を挙げカードを作ります。そして日を追うごと、ある節目節目で12個のカードのうち捨てられるものを破り捨てていきます。そして徐々にカードが捨てられていく中で、死の直前に残ったカード1枚を自らの死とともに破り捨てます。この追体験により本当に大切なものとは何か?を見つめ直すことができる講座だったそうです。
この体験は私の感想として受けた者の価値観が大きく変わる良い契機だと思いました。そして、若いうちにこの体験ができることは本当に良い機会だと思います。普段、私も死についてよく考えたりします。特に生命に危機が訪れている訳でもないですが、死とはなんなのか?、死ぬとどーなるのか?、痛みを伴う死には逢いたくないなど、もっと死について理解を深められたらいいと思ってます。
そして安らぎの中で死に向かうことができる人生でありたいと思います。

あ、あとちと残念に思ったのは、先の講義の中で最後に残ったカードのうち、最も多かったのは「母親」だったそーです。私だったらこのカードは「家族」になると思います。親兄弟がいる中で母親単身を残すのは、父親や兄弟に申し訳ない気持ちになりますからね。