当方はUbuntu20.04LTSにKlipperとOctoprintの構成で印刷をしているが、翠工房さんのKlipper動画を見ていたらMainsailを使用されていたので、ちと調べてみた。
結果、KlipperのフロントエンドはMainsailの他にfluiddやDWC2なるものが存在することが分かり、試しにfluiddを入れてみることにした。
github.com
docs.mainsail.xyz
docs.fluidd.xyz
各フロントエンドの導入はKIAUHと呼ぶシェルがあって、非常に簡単にインストールできる。
KIAUHはシェルを起動させて番号を選ぶだけ。
fluiddを使うには、KlipperとMoonrakerとfluiddを入れる。
Moonrakerを入れる時に設定を保存するklipper_configの位置を聞いてくるが、デフォルトの~/klipper_configを指定した。
もともとKlipperが導入済みの場合の対処は以下を行った。
- /etc/systemd/system/klipper.service内のprinter.cfgの位置がklipper_configの場所に書き換えられるが、実体のprinter.cfgそのものは移動しなかったので移動させた。
- /etc/systemd/system/klipper.service内のExecStart=の末尾に-a /tmp/klippy_udsを追記した。
- printer.cfgに以下を追記した。
[virtual_sdcard] path: ~/gcode_files [display_status] [pause_resume]
尚、gcode_filesのディレクトリが存在しないと起動時にエラーとなる。
ブラウザよりlocalhostを開くと使えるようになった。
上記の設定変更後にデーモン再起動をしておかないと画面上部にエラーが表示されるので、ボタンを押してデーモン再起動を実行するとよい。