いんくらyochさんの日記

興味あることの忘備録

アップリンクのドップラー補正

当方、受信はFCDpro+であり、送信はFT-817NDを使用している。
ISSなどにアップリンクするのにドップラー補正があるとパケットを通し易いため、どーにかできないものかネットを徘徊していたところ、ようやく解決策を発見したのである。
FCDでのトラッキングにOrbitronを使用しているため、別途トラッキングソフトを用意する。使用するのはGpredictとHamlibである。
■方法

  • Gpredictの設定でInterfaces項のRadioにて新規にインターフェースを作成する。
  • このときRadio typeをTX Onlyにする。

  • Hamlibにてリグに接続するdaemonを起動する。
  • FT-817の場合、$ rigctld -m 120 -r [COMxx or /dev/ttyUSBx] -s 9600
  • GpredictでRadio Controlを実行する。

  • Targetで追尾する衛星を選択し、周波数が登録されている場合は、その下よりプルダウンから選択して、Tボタンを押すと反映する。
  • Trackボタンを押すと追尾が始まる。
  • Settingsには作成したインターフェースが既にあると思うので、そのままEngageボタンを押すとリグの周波数がトップラー補正されていく。
  • カタログに周波数が無い衛星の場合、Uplinkのところで任意の周波数を設定すれば、その値に対して補正値を計算しリグに送ってくれる。


このようにして、ISSへのアップリンクに成功した模様である。
1:Fm JH1LWU-6 To APRS Via ARISS [23:13:13T]
1:Fm JH1LWU-6 To APRS Via RS0ISS* [23:13:16R]

Ham Radio Control Libraries download | SourceForge.net