METEX P-10 の改造

秋月の廉価なデジタルテスターが手を加えるとRS232C出力が出来て、フリーソフトのDMM Viwerを使うとロギングが可能なことを知って、早速試してみることにしました。
手を加える場所は、テスターのICであるFS9721の84番ENTXにGNDに落ちるスイッチを取り付け、64番TXDに外部に出力できるような加工を施します。84番がGNDに落ちるとテスターをONさせたとき液晶表示にRS232Cと表示が出て、64番からシリアル形式でデータが出力される仕組みです。
シリアルで出力されるため、当方は秋月のFT232RLを接続し、USBでPCに抜けるようにしました。まず、64番はホトカプラのカソードに接続し、アノードは200Ωの抵抗を経由して電池の＋に接続しました。次にエミッタをFT232RLのGNDに、コレクタは4.7kΩの抵抗を通してFT232RLのVCCに接続し、抵抗とコレクタの間をRXDに接続しました。FT232RLは他に、2-6-8-9番、3-10番、14-16番、17-20番をそれぞれ接続し、ジャンパーはUSB電源のVCC供給としました。また、シリアル出力の改造と合わせて、電源の単４化も施しました。
■回路図

■完成後

■TsDMMViwerで動作しました。