次はホットエンド部分をFusion360で設計し、切り出しを行った。
素材は3mmのアクリル材で、切削条件は5000rpmの送り150mm/mで2mmのフラットエンドミル使用である。切削時間は10分ほどかかった。
これを2枚切り出して中央から切断後、双方を張り合わせて完成させた。切り出した部分はスピンドルに挟み込むステーを介して固定する予定である。
▪️組み立て後
ホットエンドはE3Dv6である。
▪️設計時
今回はGコードセンダーとしてラズパイ上のGrblServerで実行したのだが、途中でXY軸の動きがおかしくなったり、4本ある溝を1本飛ばして切削したりと動作が安定しないため、2回目以降はMac上のUGSで切削をした。GrblServerはスマホからジョギングできるので便利なんだが、かなり相性が悪いようだ。
そのほか、エクストルーダー用のモータードライバをドライバBOX内に組み込んだ。
モータードライバはスイッチサイエンスで売っているSparkFunのBig Easy Driver - A4988搭載ステッピングモータードライバを使用した。CNCのドライバ基板は3軸のみ対応だが、E軸用のピンヘッダが基板上に出ているので、そこと前述のドライバを接続した。このドライバはロジック電源用のレギュレータが載っているので、電源の配線は1本で済んで楽である。
動作確認はコントローラ基板上に設けたピンソケットからX軸のパルスをE軸へジャンパしてテストしたが、問題なく動作した。