CNCフライスの3Dプリンタ化で大いに参考にさせていただいている「趣味の工作」さんの所で三重環の印刷が記事としてあったので、こちらでも早速印刷してみた。
▪️結果
直径50mm高さ20mmのオブジェクトを積層ピッチ0.2mmで印刷してみたが、終わるまで13時間もかかってしまった。
結果はご覧の通りで一応環としての機能はするが、印刷始めでフィラメントの押し出しが多いようで、はみ出ている。はみ出る位置がバラバラなのは印刷開始位置をランダムに設定しているためである。
印刷開始時に押し出しが多くなるのは温度が高いと推定され、開始位置までの移動時間に印刷中よりもフィラメントが柔らかくなっているためと思われる。また、細い紐もできやすいので、リトラクトの量を今の3mmから4mmにしようと思う。
そのほか、フィラメントスプールにベアリングを装着した。M8のボルトに間違えてベアリングは6200ZZの内径10mmを買ってしまったので、印刷でスリーブを作って入れている。また、スプールの内径は31mmでベアリングの外径が30mmのため、そこもスリーブを印刷して挿入した。
ホルダーは、先の趣味の工作さん所で製作されたホルダーと同じように、A4のファイルホルダーを利用している。
▪️スプールホルダー
印刷以外には、三重環の印刷が長時間であった故にiMacがつけっぱなしになるので、ラズパイB+にOctoPiを導入してみた。
OctoPiはSDを焼き直しで導入するが、JessieだったカーネルはWheezyで稼働するようだ。導入は簡単で、イメージをSDに焼き込んで起動。起動後はraspi_configで諸設定を済ませるとinitでoctoprintが起動しているので、ブラウザからラズパイに接続するだけである。
当方は無線LAN化のためインターフェースの設定とoctoprintの起動を手動化し、GrblServerの導入を合わせて行った。
▪️OctoPi