いんくらyochさんの日記

興味あることの忘備録

QFHアンテナの製作

アマチュア無線には地上の交信以外に月面反射とかアマチュア衛星を使う交信もあります。
んで、アマチュア衛星についていろいろ調べていると、アメリカの人工衛星NOAAの信号を受信することで、気象衛星の画像みたいなのを見られるとのことで、掲題のQFH(QuadriFilar Helicoidal)アンテナを製作することにしました。なんでもNOAAの電波は右旋円偏波なので、GPとかAWXでは偏波面を合わせるのにアンテナの向きを変えなくてはならないのですが、このアンテナはそれが不要とのところが製作に向かうきっかけとなりました。
製作の際に参考にしたのは、下記のサイトで非常に分かり易い説明なので、簡単に出来上がりました。また、右のリンクには使用するソフトのリンクも合って便利です。
気象衛星NOAA用 受信アンテナの製作(続き1)
■完成後

さて、アンテナは出来たので今度は受信ですが、これも便利なソフトがありまして、KG-APTを使用しています。
APT画像デコードソフト KG-APT
NOAAのAPT受信に特化したソフトで、軌道情報から自動受信も行ってくれます。
このソフトとワンセグチューナーにSDR#で受信を何度か行ってみましたが、やっぱロケーションが悪く南東方向の20度〜90度ぐらいまでしか受信できなかったです。かつ、画像は音量調整が悪いのか出てきません。APTの信号音は確認出来てメトロノームの様な音は耳にすることが出来ました。また、信号の周波数はドップラーシフトでズレているのですが、これはSDR#のウォーターカーテンから目視で確認できるので便利でした。
音は聞こえても画像を得られなかったので、もう少し試行錯誤がいるようです。
これで衛星の電波を捉える環境が整ったので、様々な衛星のビーコンとか受信してみようと思ってます。そこで、各衛星の軌道を確認するソフトとして、gpredictを使用することにしました。
Gpredict: Free, Real-Time Satellite Tracking and Orbit Prediction Software
OSXへの導入はMacportsを使用するとのことでしたので、Macportsをインストールしてターミナルからport installを行ってみましたが、初めgccが無いだの(/Developer/usr/binへ移動)、解決するとライブラリのコンパイルで失敗するだのして埒があかなくなりました。xcodeは3.2.6でOSX10.6.8に対応した最終版ですが、開発環境は10.3ぐらいからの移行環境なので古いライブラリとかフォルダが多くあるため、xcodeを一旦アンインストールして3.2.6を入れ直しました。その後は順調に導入出来て、画面の通り稼働してます。